地域の課題を解決するための伴奏者

一般社団法人 コミュニティ フューチャーデザイン COMMUNITY FUTURE DESIGN

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  • 2021年3月26日更新 投稿者 今日的観光評論(その3)「東京アンダーグラウンド」

    今日的観光評論3作目は、我々が普段目にしない地下のもっともっと下へ・・・・・テーマは、 東京アンダーグラウンド 近年、「インフラツーリズム」という分野の観光が流行っている。ダム、橋、港、歴史的な施設や遺構等、各種インフラ施設の見学が観光として成り立っている。昔風に言えば、小学生の社会科見学。皆さんは、地域の工場や商業施設、巨大な構造物等を見たことがあるはず。一昨年に封切りされた「翔んで埼玉」の映画ラストで主人公(ガクト)演説していた地下神殿のロケ地は、埼玉県春日部市にある「首都圏外郭放水路」。申し込みをすれば誰でも見学ができる。インフラツーリズムを推進しているのは、国土交通省。大きな投資を……


  • 2021年3月21日更新 投稿者 ミーハー的観光(その3)「読んでから観るか、見てから読むかのアミューズメント」

      「読んでから観るか、見てから読むかのアミューズメント」 をテーマに、ミーハー気分で「行って観た」話題の新スポットをご紹介。 ▶クールジャパンと地域振興 昨年、角川書店と所沢市等が中心となって埼玉県所沢市に「ところざわさくらタウン」をオープンさせた。中心となるランドマークは、住宅地に突如として出現した巨大な岩?にもみえる「角川武蔵野ミュージアム」。設計は、新国立競技場をはじめ著名な建築物をつくりつづけている隈研吾氏。アート、文学、博物のジャンルを超え、あらゆる知を再編成した、世界で他に類を見ないミュージアムである、としている。 2020年夏にプレオープン、11月に……


  • 2021年3月16日更新 投稿者 ティーチャーのボヤキ(その3) 「フィールドワークと学割とピッ!」

    今回も学生とのやりとりから、気付いた驚きをティーチャーがボヤキます。3回めテーマは、 「フィールドワークと学割とピッ!」 ゼミで山梨県石和温泉へ行くことになった。テーマは、川などの水辺を活用した観光の開発と首都圏近隣にあるちょっと元気のない温泉地域などの活性化を議論する目的である。観光系ゼミなので、期日の設定、往復の交通、現地での行動予定、市役所などへのヒヤリング項目、現地でのグループワーク等準備は沢山ある。宿泊費の補助は若干あるが、往復の旅費は自前である。古来から学生は貧乏である。現代も裕福ではない。但し、昭和の大学生とはやや異なりいわゆる「貧乏旅行」の意味合いはやや異なる。 ……


  • 2021年3月4日更新 投稿者 都会と田舎の境界(その2)「コンパクトでスマートなシティーとコンパクトビレッジ」

    コロナの影響によって仕事や生活状況が変化している中、都市エリアと田舎エリアへの考え方も変化しているようです。都市と田舎の境界 2回目テーマは、 コンパクトでスマートなシティーとコンパクトビレッジ 少子高齢化、都市への一極集中、持続可能な都市経営等「限られた資源の集中的・効率的な利用で持続可能な都市・社会を実現」として将来あるべき都市や生活について「立地適正」や「交通手段の確保」「公共交通ネットワークづくり」など、色々と公共政策に取り組んでいる。 最近では、富山市などの都市計画で有名な「コンパクトシティー」がある。これは、都市空間の全体構造(土地利用)をまとまりのあるコンパクトな形態に……


  • 2021年2月26日更新 投稿者 今日的観光評論(その2)「不要不急と重要火急」

    今日的観光評論の2作目は、地球規模で発生しているコロナ禍という初めての事態に、政治的・経済的・社会的に変わりつつある現状を経験からお話してみたい。テーマは、 「不要不急と重要火急」 GOTOキャンペーンの評判がすこぶる悪い。このキャンペーンは「Travel、eat、Event、商店街」を総称して行っているコロナ対策の消費喚起事業である。2020年7月から始まったキャンペーンで予算は一兆数千億円規模である。改めて整理すると以下のような内容である。その後、紆余曲折があり地域を限定しての中止や停止があるが、概要として捉えて頂きたい。 ・GoToトラベル 対象となる国内旅行の旅行代金を割引、……


  • 2021年2月23日更新 投稿者 ミーハー的観光(その2)「アニメストリート以上、聖地未満」

    実際に行って見て聞いて食べてみた「へ~な体験」をつづる、ミーハー的観光。 シリーズ2作目は、老若男女を対象に永久不変な人気をもつジャンル、「アニメ」から 「アニメストリート以上、聖地未満」 と題してアニメが及ぼすさまざまな影響力について事例とともにふれてみたい。 近年、アニメツーリズムという言葉が一般化している。2020年のコロナ禍にあって、巣ごもり生活、不要不急の外出は避ける等の理由により、「あつまれどうぶつの森」を筆頭に家庭内でのゲームが人気である。ゲームとは別に、アニメや漫画の作品、その舞台となった地域、建物など実際の現地に訪れる旅行のことで、「聖地巡礼」とも呼ばれる。最近で……


  • 2021年2月8日更新 投稿者 ティーチャーのボヤキ(その2) 「マンキンタンとオノマトペ」

    令和3年1月よりはじめたコラム ・1週目 「ティーチャーのボヤキ」 ・2週目 「ミーハー的観光」 ・3週目 「今日的観光評論」 ・4週目 「都会と田舎の境界」 と毎週テーマをかえて各シリーズ1作目をお届けさせていただきました。 早いものであっという間にもう2月。1週目の「ティーチャーのボヤキ」に戻り、シリーズ2作目スタートです。 テーマは 「マンキンタンとオノマトペ」 ある年の夏、一年振りで北陸のある都市へ向かった。目的は、この町の企業で夏にインターンシップを経験する女子学生二人と駅の観光案内所前で待ち合わせをしていた。大きな荷物を傍らに緊張して佇んでいる模様。「よっ!……


  • 2021年1月30日更新 投稿者 都会と田舎の境界(その1)「スタバとスナバ」

    最後のシリーズは、どこからが都会でどこまでが田舎なのか・・・「都会と田舎の境界」について、訪れたことのある地域や場所を通して、見てきたこと聞いてきたことをもとに考察してみたい。1回目は、 「スタバとスナバ」 2015年5月、47都道府県で唯一出店されていなかった「スターバックス」が鳥取県にオープン。鉄道の玄関口、JR鳥取駅前にである。全国で千店舗を超える出店をしているスターバックスコーヒーは、何故に鳥取県へ進出しなかったのか。こうした顧客と直接対対面しながらの商材では、出店する立地は重要なマーケティング戦略が必要であろう。特に重要なのは市場規模、この場合は人口であると飲食系の専門家……


  • 2021年1月25日更新 投稿者 今日的観光評論(その1)「マイクロツーリズム飯能紀行」

    「ティーチャーのボヤキ」「ミーハー的観光」に続く3つめは、さまざまなマスメディアで紹介、又は推薦されている観光や観光地について、斜に構えて無責任に評論するシリーズ。最初のテーマは・・・・・ 「マイクロツーリズム飯能紀行 発酵食品とアトム像とムーミン」 ある朝、新聞に次のようなコピーでチラシが折り込んであった。発酵食品のテーマパーク「OH!!!」と驚く発酵体験!“食の魔法”を味わって、学んで、体感できる場所」がオープン、と。最近流行りの発酵食品専門店か・・。そういえば、昨年、渋谷のヒカリエで「発酵デザイナー小倉ヒラク氏」による、「日本全国発酵旅」で出会った、47都道府県の発酵食品」を紹介……


  • 2021年1月24日更新 投稿者 伊藤由佳理著「美しい数学入門」を読んで

    数学のことを直接書くことはほぼないけれど、今日は少しだけ書いてみようと思った。 東大IPMUの伊藤由佳理教授のお話をお聞きしたのは、2019年10月だから、すでに1年半以上前になる。 東大柏のオープンキャンパスで「美しい数学の世界」というプログラムがあり、そこでのご講演を聞いて、その後、少し2人でお話をさせていただいた。 私は、島根県江津市の市民大学「GO▶︎つくる大学」で、「数学学」の講座を2回ほどさせていただいて、 「数学の魅力をどうやったら多くの人に知ってもらえるだろうか?」 ということを考えていたのだけど、私のような数学科の落ちこぼれではなく 「数学者だった……


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