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2025年6月22日更新 投稿者

日本に来て感じたこと

6/11 14:40、無事に羽田空港第3ターミナルに帰ってきた。
ヨーロッパとの往復では、往路は時差ボケしにくいが、復路はきつい。。。

26日間は長かったけれど、最初にシャルル・ド・ゴールに降り立った時の緊張感はなくなり、最後は、
「どういう状況に自分を置くことがリスクなのか?」
が少しわかるようになってきたように思う。

どうしても食べたかった、立喰そば屋のカレーとかき揚げ蕎麦を食べて、家に帰った。

食べ過ぎ

羽田に着いたその時から、今度は
「日本について感じること」
になった。
数日の旅ならそうもならないだろうけど、1か月近くの滞在から戻ると、今度は日本が少しばかり異国になるのだ。
この雰囲気は、実は、10代の時に一度ある。
高校2年の夏、オーストラリアに40日間のホームステイに行くという機会をいただいた。全額無料だった。
人生初の飛行機は国際線で、しかも、周りには誰も日本人がいなかった。
30kmくらい離れた私立学校で日本語の授業があり、なぜか呼ばれて発音のアドバイスをしたこともあった。
(確かに、ネイティブだったけど、関西弁で良かったのだろうか。。。)
40日後、成田に戻った時、迎えにきた両親に
「日本語が出ない。。。」
人生で最も英語が使えたのは、この1日前だったと思う。
日本が異国になっていた瞬間だった。

とりあえず、違和感を感じることを全て書き出しておこうと思って、1週間書き出してみたのが、次のリストだ。
これをもって、”感じたこと”シリーズは終わりとしたい。

ヨーロッパの旅にまた行きたい、すでに帰国して数時間でそう思った。
それは日本を改めて見つめるために大事な「環境」であり、大事な「経験」だとわかったから。
そして、「ゆるい」改「余白」が生み出す「創造力」、そのための「環境」を日本ではなかなか得られないだろう、と思ったから。

それでも、安全性や治安の良さは抜群だ。どっちが良いということではないので、それぞれに適した二拠点をすればいいのかもしれない。

日本とヨーロッパの二拠点。金銭的なハードルは非常に高いけど、日本国内の二拠点よりよほど魅力的だ。

  • スマホの防犯用ストラップを外せる。ずっと首が重かったのは”このためか”とわかる
  • 自由に使えるトイレが何倍もあって、しかも、ほとんどにウォシュレットがついている。お尻に優しい。
  • 地下道や地下鉄の駅がやたら明るい。
  • 地下鉄が大江戸線サイズのヨーロッパに比較して広め。それでもめちゃくちゃ人が乗っている。
  • 電車が何時何分に来るか表示される。ヨーロッパは何分後か、の表示だった。そのために日本では「何分待つか、毎回計算する必要」がある
  • 電車に乗っている人々が、大変お疲れなように見える。
  • 人々は表示を守って、隊列を組んで進んでいく。
  • 地下鉄で爆睡をしている人が多数存在する。
  • 列車の中でぼーっとしている人が多い。間違いなくスリの鴨だろう。
  • 飛行機も列車も我先にと降りていく(ヘルシンキから乗る時はみんなゆったりしているのに、同じ人が降りるときに焦っていくのはなぜだろう。。。)
  • 物価がめちゃくちゃ安い(フィンランドの1食分で、4食食べることができた)
  • 日暮が早い。フィンランドは22:30くらいで、東京は19:00くらいだ。なので、すごい早くに夕食を食べている気分になる。
  • やたらにコンビニがあって、何時でも買うことができるので便利。一方で、どこへ行っても同じものを、同じサービスで買うことになる
  • クーラーがよく効いているので過ごしやすい。
  • 食事を食べる速さが非常に早い。昼にワインを飲むとか、ちょっとカフェでゆっくりしようか、雑談しようか、なんていうことはほとんどできない(やれる場所も少ない)
  • 食事が全体的にしょっぱいし、甘い。
  • (私個人の問題だが)食べた後眠くなる(血糖値スパイクが起きやすい食事なのか、急いで食べることが問題なのか。。)
  • 田舎に行くと、途端に食事ができるところが減ってしまう日本(ヨーロッパだとゆっくりコーヒーが飲める個人のカフェみたいなものがあって会話が楽しめた)
  • 特急列車が固定のボックスシートではないので、「知らない人と向かい合わせになって気まずくなる」ということがない。一方で、「突然の出会い」でちょっとロマンス、みたいなことも発生しない。
  • 高速道路の追い越し車線をマイペースで走っている車に、誰もパッシングもクラクションも鳴らさない。後続車が来ているか気にしないマイペースな運転手にはさぞかし天国だろう。

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