キーワード “フューチャー”に関する記事
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2021年3月3日更新 投稿者 CFD オンラインイベント第8回開催のお知らせ
Salon de ∫u ken(さろんですけん)「保育と木育~子どもたちに」 教育テーマからの保育の話となりますが、子どもたちの保育について、社会学的、建築学的なアプローチで考えてみようと思います。慶應義塾大学SFCで保育を研究されている佐藤歩美さんをゲストにお迎えして、海外の事例も含め彼女の体験をお聞きしながら子どもたちの保育の問題について考えていきたいと思います。 みなさまのご参加をこころよりお待ちしております。 詳しくは、peatixのイベントページをご覧下さい。 ・日時:3/20(土) 15:00〜16:30(終了予定) ・会場:オンライン視聴(Zoo……
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2021年1月18日更新 投稿者 代表理事:澤 尚幸 梅棹忠夫「日本探検『福山誠之館』」を読んで
近くの本屋にいった。 梅棹忠夫の日本探検が平積みになっていた。 時々、この本屋は、こういう面白い平積みをやってくれる。 実は、登山・探検でも有名な梅棹忠夫だけど、本を読んだことがない。 毎日、ICTやらデジタルやら教育やら統計分析で頭が疲れているので、少し脳に別のものを入れた方が良いような気がして手にとった。 ページを開いて最初に出てきたのが 「福山誠之館」 の文字。 福山でお仕事をさせていただいているので、買わないわけにはいかないと思い、そのまま買って読み始めた。 1960年出版というから、まさにその当時の福山が描かれている。 まだ鉄の町になる……
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2020年12月31日更新 投稿者 代表理事:澤 尚幸 林業を考える(第4回)
Salon de ∫u kenの第4回目、古川泰司さんの「森と林業のマーケティング」から触発されて書くことにした、林業から社会を考えてみるという4回目です。 そろそろ結論を書かないといけないのですが、結局、今後の行末、みたいなところを書いて終わりにしたいと思います。 1 これまでのまとめ 過去3回お話しをしてきました。 最初の2回は、世の中のことは、いくつもの尺度で測られているように見えて、それでも、それは全てではない、というようなことをお話ししてきたと思っています。 「お金」という「秩序」は、大切なことだけと遠い未来を見失う傾向を持っていること 原発事故も確率……
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2020年12月3日更新 投稿者 代表理事:澤 尚幸 林業を考える(第3回)
Salon de ∫u ken #4の古川さんの林業のお話から触発されたお話の第3回目です。 1 これまでのおさらい 過去2回で 「お金」という「秩序」だけで考える習慣が、大切だけど遠い未来のことを見失う傾向を生むこと そしてこの「見失う」ということは、今や未来といった時間に関する問題だけではなく、原発の危険性など、多くの問題の中に実は潜んでいること 森林の問題を考える中で、こうした「見失う」「見えていない」という問題が、見えてくるこということ こうした問題を回避するためには「正確に情報が伝えられていること」が大事なのではないか というお話……
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2020年11月6日更新 投稿者 代表理事:澤 尚幸 林業を考える(第2回)
Salon de ∫u kenの4回目の古川さんのお話しから感じたことの2回目です。 前回は、資本主義の「秩序」と言うものが、世の中の見え方を変えてしまったと言うことについてお話しをしてみました。 自分の家に近いほど現実より大きく見え、自分の家から遠いものほど現実よりも小さく見える 今から近いものほど現実より大きく見え、今から遠いものほど現実よりも小さく見える そう言うお話しでした。 この歪みを元に戻すには、いくつかの考え方があるように思います。 古川さんのお話しでは、森林を守っていくためには、現在、原木市場で一本10000円くらいで売買されているものが、20000円く……
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2020年10月31日更新 投稿者 代表理事:澤 尚幸 自治体の庁舎ってなんだろう(「かもなまいずうむ」へのお誘い)
少し前に、急に建設費が高騰し、賛成・反対で二分されている松江市庁舎問題を「ポジティブに語ってみる」というオンラインイベントにお誘いを受けた。 最後の10分くらいだけ不謹慎にも参加して、自分の好きなことだけ言って帰るという、場所荒らしの状態でご迷惑をおかけした。 (「かもなまいずうむ」のオーナー桑谷さん、参加していたみなさん、ごめんなさい) どこに移転するか いくらかかるか みたいなことが議論の中心になることが多いが、 そもそも デジタルな時代に庁舎はこれまでと同じ規模が必要なのだろうか? 市民窓口もオンライン化され 会議もオンライン化される(議……
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2020年10月21日更新 投稿者 代表理事:澤 尚幸 林業を考える(第1回)
Salon de ∫u kenの第4回目、古川泰司さんの「森と林業のマーケティング」から触発されて書くことにした、林業から社会を考えてみるという1回目です。 古川さんのお話の中には、林業というものを資本主義という尺度で考えることの限界が散りばめられていました。 そもそも木が商品となるには、30年という歳月が必要です。 (これも誰でも学んでいることです。もちろん、北海道の下川町のお話で出てきたエゾマツ・トドマツなどは、もう少し周期が長いようです。) 30年間の維持費が最終的に30年後に回収されるというモデルと考えられます。 30年間の維持費を捻出するには、一本20000円で……
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2020年10月8日更新 投稿者 CFD 福島県磐梯町教育CIOに就任しました
2020年10月1日福島県磐梯町の学校教育情報責任者(教育CIO)に就任し、10月7日に委嘱状を佐藤磐梯町長の同席のもと、田中教育長から交付いただきました。 教育長直下で、教育のデジタル化全般について職責を果たします。 新学習指導要領への移行による知識だけでなく思考力・創造力・人間性などへの学びの拡大、合わせて、個別最適な学びを実現することとそのための1人一台端末の配備(いわゆるGIGAスクール構想)、コロナ禍によるその加速、と、2020年は学校教育を取り巻く環境が激変する年となりました。 私が関わっている地域の活性化。そこには人材が必要です。過疎化は人材の不足を意味……
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2020年6月10日更新 投稿者 理事:太田 正隆 「東日本大震災・原発事故」復興まちづくりにむけて
「東日本大震災・原発事故」復興まちづくりにむけて(2011年・学芸出版社編集部編) 2011年3月「東日本大震災」直後に、 復興に向けて、建築・都市計画・地域再生の専門家は、何ができるのか。何をしてはならないのか まずは、被災者に落ち着いて考えていただける環境をどうつくるのか そして住宅と生業の再生 人口減少への対応 原発事故から目を背けないこと 印税は全て東日本大震災復興に寄付する という趣旨で、学芸出版社編集部から声を掛けて頂き、趣旨に賛同した各分野の専門家・実務家の50名以上が寄稿、2011年7月には出版にこぎつけることが出来た……
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2020年6月8日更新 投稿者 代表理事:澤 尚幸 ポストコロナの世界:社会の既知と未知について考える 〜第一回:議論へのプロローグ〜
ポストコロナを考えるシリーズを始めました。 メンバーのお一人である周栄さんが、メンバーやゲストとして参加してくれた方々の議論をnoteとして記事にまとめてくれました。 周栄さんは、 なぜ、コロナウィルスは飲食店を殺すのか というnoteを書かれて脚光を浴びられましたが、 このシリーズは 「コロナウィルスは何を生かすのか」 ということを考える旅でもあります。 やや長文ですが、ぜひお読みください。 周栄さんの元記事のnoteはこちら(内容は同じです) はじめに 新型コロナウイルスの影響によって、否応無く社会の構造が変化しています。その影響は……