投稿者 “代表理事:澤 尚幸”
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2018年11月29日更新 市民大学でお話ししてみました(第3回)
http://www.cofude.com/column/1110/ 論理という話から不確実性という方向に進み、ちょっと行き詰ったところで、基本に立ち戻ってみることにした。 4つ目の小道 算数と数学の違いは何なのか、という基本的な問いに立ち戻ることにした。 そもそも、高校までの数学はほとんど算数ではないのか。 高校で数学が得意な人は大学では物理を学ぶべきで 高校で物理が得意な人は大学では化学を学ぶべきで 高校で化学が得意な人は大学では生物を学ぶべきで 高校で生物が得意な人は大学では? というような話を大学時代によく友人と話していたことを思い出す。 私はそもそ……
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2018年11月25日更新 市民大学でお話ししてみました(第2回)
http://www.cofude.com/column/1098/ 今回のオーナーはゴウツゲストハウジーズの代表である江上尚さん。 江上さんとのお付き合いは3年近くになる。 「『数学学』をやりませんか?」 と今年の5月末に声をかけてくれたのは、江上さんだ。 (左が江上さん、右が筆者。中央は、アサリハウスの佐々木さん。ハマボウフウを採りに浅利海岸へ。) 私の仕事のフィールドの一つである、福島県西会津町。 薄友喜町長が「教育で町を変える」と声をかけ、昨年の冬から教育の進化に着手した。 「過疎地と教育」といえば、島根県。高校魅力化。 奥出雲町の横田高校や、江津市の江津……
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2018年11月23日更新 市民大学でお話ししてみました(第1回)
島根県江津市のGO▶︎つくる大学で、「数学」ではなく「数学」学の講座をやってみませんか、とお誘いを受けたのが、今年の春。 GO▶︎つくる大学 ちょうど、東京大学のホームカミングデーで、「数学を学んだ人々の生き方の多様性」について話してほしい、というお話しも受けていて、 これはなんとなくお互いに相補性があって面白いな、というのと 一応、教育課程の単位も取り「数学教員になろうか」と思った、古い「志(ココロザシ)」もあり、 お会いしたことはないのだが、森田真生さんの「数学する身体」とか、それに触発されて、岡潔の著作集やら志賀浩二の著作などを読み漁り、 いろいろ興味が湧いてきていたので、……
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2018年10月24日更新 52 う・まいんど IN 東京に参加してきました
「52 う・まいんど IN 東京」に参加してきました。 「NPOてごねっと石見」の竹内さんからのお誘い。 東京近郊に住む江津関係者が集まるイベント、ということでしたが、 江津市からわざわざ足を運んだ方 江津に限らず、島根にご縁のある方 あるいは、江津に住む方の友人などなど ちょっとでも関係がありそうなら、集めてしまおう という、わかりやすい感じ。 場所は代官山。 GRILL BUGER CLUB SASA。 へー、おしゃれなところでやるなぁ〜、と思ったら、マスターが江津のご出身! (バーガー、美味しかったです) 場所すらも、ご縁。 ちょ……
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2018年8月14日更新 手入れをするということ
8月の初め、出羽三山最高位の山伏である星野文紘(先達)に導かれ、3日の修行に参加させていただいた。 「感じることだよ」 「考える前に、感じることなんだよ」 と結びに言われた「言葉」、そして、その先達の言葉の「音」、がずっとリフレインしている。 一週間が経過したのだが、ふと 「手入れをする」 という言葉・コトが、頭に浮かんできた 修行で歩いた羽黒山は手入れがされてこの状態が保たれている 月山の美しさは、自然が手入れをしているからだろう。 実は、自然の営みと言うのもそれ自体は手入れのような気がする これまで、訪れて、感動をしたところも同じだな……
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2018年7月27日更新 じいちゃんと孫をつなぐ
ちょっと違う視点からお話を始めたい。 「面倒なものがあると、部下に振る」 サラリーマンの社会というのは基本的にそういうものだ、と思ってきた。 上司もそういう面倒なものをクリアしてきたのだろうし、 我々もそれをクリアすることが、 「勉強である」 と思ってきたように思う。 が、その文化は、現代の若者には通じない どころか、 「若者が本来、今後の人生上に本当に必要なことを学ぶ時間を毀損している」 とも言えるのではないか、という新進気鋭の学者の方の論調に妙に納得した。 ところが、若者は変わったのだが、年寄りは変わらない。 となると、中間に入る年齢層が疲弊……
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2018年5月5日更新 ふらっと伊勢へ
ゴールデンウィーク(大型連休)の前半。 ふらっと故郷の伊勢へ。 伊勢神宮の萱場のある神岳。 この神岳を望む高台に広がる米山新田は小学校への通学路。 この先に軽い峠があり、下ったところに木造平屋の小学校がありました。 小学校6年生が先導してこの新田の中を集団登校。 今は、圃場整備がされた美田が広がります。 水の来ないこの高台は、そもそもは水田には適しませんでした この地域の庄屋だった米山家が私財を投じて江戸時代に開発したものです。 遠くの横輪川から、山に穿たれたトンネルを経由して水が届けられる、そういう大規模土木工事が行われました。 水田の中央には、その開発を……
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2018年3月12日更新 ふるさと納税の副作用
確定申告の時期になり、「ふるさと納税の成功例」が出回るようになった。 過疎地・地方にとっては新しい財源であり、また、その獲得には「知恵が必要」ということもあり、基礎自治体の「思考力」を高めるという意味でも、確かに価値がある施策だろう。 しかし、最近、地域を考える上で私が大切にしている 「何かを止める」 「壊すから何かを生み出すことができるという『動的平衡』」 という視点からいうと、良さそうではない。 「止めるのは面倒だから、ふるさと納税で一発逆転大ホームラン」 これは、ギャンブル依存症に他ならない。 一時話題になった、返礼品の金額多寡は、税収額はいろ……
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2018年3月8日更新 第2期定時社員総会を終えて
昨日、第2期の定時社員総会を無事に終えることができました。 ちょうど、第1期の定時社員総会を終えた時、以下のようなことが今後の課題になるはずだ、ということを書かせていただきました。 一つ目は、そろそろ見え始めている「ブームの終焉」、「補助金・交付金の削減」を見据えて、「持続性や事業性」が希薄であるという今の実情にどう対応するか。 二つ目は、RESASなど、地域を知る多くの手段が作られつつありますが、まだ、使い方という面では課題が多いのではないか。 三つ目は、人口減少という本来の課題に対し、リアルの対策、そして、AIやIoTなどの基盤整備による対策などに、本腰を入れた絵図……
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2018年2月27日更新 オープンデータってなんだろう
先日、ある会合で、オープンデータについてお話しをさせていただく機会をいただいた。 と言っても、私は、オープンデータの専門家というわけではない。 ただし、データを扱うことに20年近く関わってきたし、 それなりに、データベースを使うことで、業務改革を成功させたという経験もある。 オープンデータというのは、 行政が持つデータで 機械判読が可能で 二次利用が可能になっているもの という定義だ。 (細かいことは、総務省のホームページなどを参照ください) シンプルに言えば、 「ネットからダウンロードすれば、そのまま加工をしなくても、表計算ソフトなど……