2017年1月20日更新 投稿者 代表理事:澤 尚幸
ハチミツのお裾分け(鹿児島県長島町 第3回)
井上さんは、自分を「地域のミツバチ」として、
「ミツバチが花粉を運ぶように、僕の出会った素敵な人同士を繋げていきたい」
とおっしゃる。
実際、日本全国を駆け回っておられるのだろうけど、長島町内を歩いていても、人に出会うと必ず声をかけている。
「ここの花粉には触りましたよ」
という挨拶なのだろう。
それに答えるように、町の人も、笑顔で答える。
長島町は、熊本県天草市に接している。
昔から、交流が深いようだ。
長島町の蔵之元港から、天草市の牛深港までフェリーで30分あまり。
井上さんは、長島町と天草市を観光などの広がりを求めて「繋げよう」としている。
天草市で、いろいろな方をご紹介いただいた。
井上さんが天草市にラブコールを送るように、天草市も、長島町、あるいは井上さんにラブコールを送っている。
繋がることは、新しい世界を自分に与えてくれる。
そして、掛け算は新しい価値を生み出す。
しかし、よくよく考えてみると、
自分の今の価値に「0」をかけたら、0になり、
自分の今の価値に「マイナス」をかけたら、マイナスになる
というのが道理だ。
笑顔には笑顔
ラブコールにはラブコール
ちゃんとプラスになるつながり、井上さんは、あるいは、長島町は、それを客観的でかつ冷静な目で、しっかりと見抜いていこうとしているのを感じた。
やみくもに繋げば良いというものではない。
「つながりは大事。しかし、それは繋がることでさらに視野や可能性を広げていくものであるべき。そこはしっかりと選んでいく」、これが、長島町でいただいた、おいしいハチミツのお裾分けの三匙目でした。
そろそろハチミツもたくさんいただきましたので、今回はこれでおしまいです。