2017年3月7日更新 投稿者 代表理事:澤 尚幸
小さく小さくならないために。。。
地方活性化。
どういうわけか、小さい集団で議論をして、あーだこーだ言っているというのが少なくない。
「地方活性化にかかる成功事例」を講演で聞いたところで、
「うちは違う」
と言って、自己完結する。それなら
「聞かなかったのと同じ」
というオチが最小単位かもしれない。
自治体の場合を考えるとわかり安い。
「隣の自治体とは仲が悪い」
というのを、あちらこちらで聞く。
「うちは違う」ということは、
「隣の自治体とは違う」
ということだ。
だからこそ、広いエリアで何か活性化をやろうとすると、
「足の引っ張り合いになって、まとまらない」
ということになる。
小さく小さくまとまる。
そしても、もう一つ。
地方活性化のスタートアップに使う交付金、補助金。
これらは、PDCAを求める。当然、計画が必要だ。結果として、計画を作ることが目的化してしまい、結果として、実行が、意識の外に行く、というのが少なくない話。
「何を本来したかったんだっけ?」
ということが置き去りになる、という話。
計画という枠組みで小さく小さくまとまる。
こうした「小さく小さくまとまる問題」をどうすれば解決するのか。。。
今日、ある方とお話しをしていて、幾つかキーワードをいただいた。
小さく小さくならないために、、、
「グローバル」
「遊ぶ」
「本物」
グローバルと言うと、「自治体の話なんか小さくなってしまう」ということ。
遊ぶのに「計画」はいらない。楽しいことを自らやってみればいい。(もちろん、計画的であっても良いけれど)
その地域の本物は、「うちは違う」という大事な要素だ。
違うものが地域で集まれば、それは多様性になる。
決して均質化してはいけない、
「complex」
が大事なのだという。
外に外に視野を拡大していく。
地元にある本物は大事にする。
だから魂は売らない。
そして、物事は楽しく。
気づいていたら、地方活性化で、地元はヘトヘトなんていうのが一番あってはならない帰結。
自分も常々考えていたけれど、とても明快なキーワードをいただきました。