2016年7月3日更新 投稿者 代表理事:澤 尚幸
東京から遠いメリット(江津紀行第1回)
東京から一番遠い町、島根県江津市。
毎年開催されるビジネスコンテスト(通称:Go-Con)を通じて、楽しい大人たちが集まってきている町。正確に言えば、楽しい大人たちを集めてしまっている町。
今春、訪れて、あまりに懐かしさに、3か月おいて、また訪れることになった。
初めて会う人、以前、お話をしたのだが、はじめてじっくりお話を聴くことができた人。それぞれに、「実行する」が、基本の理念にあるところが、共通点。
旅の終わりに、2015年のGo-Conの大賞受賞者である、江上尚さんと、じっくりお話をさせていただいた。
江津市浅利地区。海岸線に巨大な風車群が並び、なんだか近代的なエリア。
しかし、そこに古くからの瓦などの陶器工場があり、その隣に、巨大な古民家がある。母屋と離れ。
離れの二階には、50人は十分に入るであろう、大広間もある。
江上さんは、ここを「ゲストハウスにしよう!」と取り組まれていた。
とは言え、あまりの広さ。
サポート体制のしっかりしている江津をもってしても、あるいは、江津名物のリノベーションキャンプを活用しても、一度に全てをピッカピカとはいかないようで、まずは8月に母屋を使えるようにしたいのだという。
大学院で経営を学んでいた方だけあって、事業構想や事業計画がしっかり練られている。
投資効率、法令面のチェックなど、「正直、大変だなぁ〜」と思いつつ、僕がサポートできそうなのは、
「古民家の周りの草刈りと木の伐採くらいかな」
母屋の畳の上を、爽やかな風が吹き抜けていく。
こういう開放感が許されるのは、田舎ゆえ。
20年後には、ゲストハウスネットワークを作るのだとか。。。
こういう爽やかな風が、江津市一円で楽しめるようになるのかもしれない。
夜、江津駅近くのワインバーにお誘いした。
「江津は遠い。
だから、本当に気持ちのある人しか、来ない。
これが、本当に楽しい人しか集まってこない理由かもしれない。」
江上さんの最後の一言に納得。
でも、そんな辺境は山ほどある。
やはり、江津には、そういう人々を引き付ける魅力があるのだと思う。
そのあたりは、次回書きます。
ゲストハウス「アサリハウス」に注目。