地域の課題を解決するための伴奏者

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2018年3月8日更新 投稿者

第2期定時社員総会を終えて

昨日、第2期の定時社員総会を無事に終えることができました。

ちょうど、第1期の定時社員総会を終えた時、以下のようなことが今後の課題になるはずだ、ということを書かせていただきました。

一つ目は、そろそろ見え始めている「ブームの終焉」、「補助金・交付金の削減」を見据えて、「持続性や事業性」が希薄であるという今の実情にどう対応するか。

二つ目は、RESASなど、地域を知る多くの手段が作られつつありますが、まだ、使い方という面では課題が多いのではないか。

三つ目は、人口減少という本来の課題に対し、リアルの対策、そして、AIやIoTなどの基盤整備による対策などに、本腰を入れた絵図面がそろそろ必要になってくるのではないか。

四つ目は、成功したコンテンツはいろいろ示されているけれど、成功に至った、失敗も含めたプロセス、はやはりまだまだ公開されていない。オープンにはなっていないということでしょうか。

という4つの課題です。

社員総会を終えて

この4つの課題は残念ながら、多くの自治体で、そのまま積み残しになっている様に思います。

第2期にお伺いした自治体様、そしてお手伝いをさせていただいた自治体様は、どこも、
「自ら声を出そう」
という意欲がありました。
伴奏者である弊社としては、
「その意欲に応えたい」
「少しでもその声が良いものになるように、伴奏したい」
そう思う1年でした。

「金払ってんだからやるのが当然だろ」
そうかもしれません。
でも、それでは、
「やることだけやればいいですよね」
にしかなりません。

「お客さまは神様だ」
というのは
「お客が言う言葉ではなく、商売をする人の心構えだ」
という話があります。

「一緒に作ろう」
そういうopenな自治体に出会えたことは、弊社にとっても、
「伴奏するということはどういうことか」
を改めて認識する、とても大きな経験になりました。
その一つが埼玉県の戸田市であり、福島県の西会津町です。

こうした自治体とお付き合いしていると、第1期に感じた4つの課題に対して、その全てではないにしろ、しっかりとチャレンジをされているな、ということがわかります。

そして、第2期のキーワードはもう一つ。
「動的平衡」
ということが、私の認識の深層に植え付けられた期でもありました。
生命が持続は、細胞が壊されて新たに生み出されるで実現している、ということを表現した、福岡伸一氏の言葉ですが、組織も同じ。
「たくさん壊して、新しいものを生み出すことで、組織は持続する」

4つの課題の第1は「持続性」に対する課題でした。
よく「議論をしていて実行しない」という話が問題になるのですが、
「やめるというのも大切な実行」
です。

そういう意味で、
「施策をやめることができているか」
というのは、これからの地域の健全性・持続性を予測するための大きなバロメータだな、と実感しています。

2年の経験の中で「どういう自治体は成功するのか」ということがわかってきました。
1700から、条件を満たす自治体を選びだし、多様性のある形で、少しでも多くの自治体が持続するように、第3期は、
「選択」と「持続するための破壊」
をキーワードに進化をしたいと考えています。

引き続き、ご支援を賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。

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