2024年7月3日更新
「世代を越えて”繋がる”まちづくり大作戦」(まち×学生プロジェクトplus)
概要
横浜市の六角橋地域。
地域の古くからの商店街の人々と、神奈川大学の学生がつながって続いてきた”まち×学生プロジェクト”が、新たにNPO法人として出発。その最初のイベントに講師としてお声かけをいただきました。
地方の活性化に学生、あるいは大学生が関わることは少なくありません。
地方でよく聞くのは若い人がいないから「若い人に来てほしい・・」という声。 夢見てやってくる地域おこし協力隊にも、「自分たちの文化とは合わない人」のようなレッテルを貼ってしまうことも少なくなく、地域の人から見た「ご都合主義」に振り回される「若い人」が目につきます。
こうしたことが起きるのは、地域の人は強い絆でつながっていて、内と外を分ける文化が浸透してしまっているから。これからやってくる学生には内との絆がありません。内と外を明確にする分断が大きな要素になっているわけです。
しかし、この”まち×学生プロジェクト”は学生街から始まったからこその特徴があります。
- 外からやってきた学生は地域の大事な人たち。きちんと「つながり」を作っていく土壌がある
- その結果、まちから見た「学生」ではなく、学生から見た「まち」という意識もしっかりつくるという特性がある
そういうプロジェクトなのです。
そんなことを意識して、私自身がどうやって「自分なりのまち(人的ネットワーク)」を形成したのか、についてお話ししながら、一人一人の「自分なりのまち」を広げていく活動の意味をお話しさせていただきました。
よくみると、無駄に思えることが実は繋がりの大きな要素になっていることに気づきますね。
なお、以前のコラム記事に詳細な報告をアップしておりますので、こちらもご参照ください。