-
2019年2月25日更新 投稿者 CFD 【対談】「こもねっと」の15年(後編)
清家:清家裕二さん(企業組合こもねっと事務局長/宇和海郵便局長) 澤 :澤 尚幸(一般社団法人Community Future Design代表理事) 人を呼び込む [caption id="attachment_715" align="aligncenter" width="456"] 夏のこもてらす。現代彫刻がいいアクセントになっています。[/caption] 澤:15年で人口100人減という話がありましたが、人口を増やすとか、若手がUターンできる環境作りをする、高齢者のサポートのようなものは何か取り組まれていますか? 清家:先ほどお話した通り、最初は、産業の活性化が目……
-
2019年2月18日更新 投稿者 CFD 【対談】「こもねっと」の15年(前編)
昨年の水害で大きな被害を受けた、愛媛県の南予地域。 その中心都市の宇和島の南に、三浦半島が長く突き出している。 その先端にあるのが蒋渕地区。半島の入り口から25kmの道を走り続けると、入り江を囲むように静かな海が広がる。 昭和30年代後半からハマチや真珠の養殖が始まり漁業組合を中心に栄えたが、魚価の低迷や真珠貝の大量へい死など様々な状況の変化により、現在は最盛期の半分以下の組合員となり、全人口も300人ほどの集落となっている。 衰退する地区をなんとかしようと、若手が立ち上がったのが15年前。 企業組合「こもねっと」が設立された(平成26年4……
-
2017年9月8日更新 投稿者 CFD 【対談】「農業女子」という働き方(後編)
岩崎:岩崎 麻佐子さん(女性未来農業創造研究会 理事 / 株式会社三陽商会 経営統括本部 経営企画部 担当課長) 澤 :澤 尚幸(一般社団法人Community Future Design 代表理事) 地方創生における女性の活躍 澤:それでね。ちょっと話変わりますけど、地方創生に関わる仕事しているんですけど、地方創生案外うまくいっているところってだいたい女性が活躍しているんですよ。女性がキーパーソンでいるんです。 岩崎:わかります、わかります。 そうなんですけど、面白いのは必ず最後の一押しをするのは男の人なんですよね。フォーラムなんかで女性たちが、「男性は何もしな……
-
2017年9月4日更新 投稿者 CFD 【対談】「農業女子」という働き方(前編)
農業というと男性の仕事のようなイメージを持ってしまっているが実際はかなりの数の女性が農業に従事している。これまで「農家の嫁」という扱いでしかなかった彼女たちが今、農業の魅力を伝える伝道師として、かつ農業をビジネスとして成り立たせるノウハウを持った存在として注目されている。 今回は、「女性未来農業創造研究会」理事の岩崎麻佐子さんをお招きしました。 農業女子とはどのような活躍をしているのか、男性社会の中にあり、かつ閉鎖性の高い農村であるにもかかわらず、(今注目されている農業女子といわれる)女性たちは生き生きと輝いて農業に従事し、その魅力を体現しているように感じます。 また、様々な……
-
2017年8月23日更新 投稿者 CFD 【対談】地域と「よそ者」がつながるには(後編)
中嶋:中嶋 信さん(NPO法人野外遊び喜び研究所 理事長) 澤 :澤 尚幸(一般社団法人Community Future Design 代表理事) 地元に入り込むにはガソリンスタンドから 澤:さて、地方創生に関わる人が苦労しているのは、地元への入り方と人を連れてくることだと思っているのですが、その点についてお伺いしたいと思います。 中嶋:地元への入り方ですけど、さっき話しましたガソリンスタンドとお店。ガソリンスタンドはいいですよ。だいたい、お年寄りのたまり場になっていてね。コンビニ違って、ガソリンスタンドは話している人多い。(笑)。 澤:子どもが来たら、お……
-
2017年8月22日更新 投稿者 CFD 【対談】地域と「よそ者」がつながるには(前編)
東京などの都市部と比べて、住民の流動が少ない地方。都市部から訪れた「よそ者」が、観光客としてではなく、地元の人たちに受け入れられるまでには、さまざまなハードルがあることが少なくありません。 今回は「NPO法人野外遊び喜び研究所(通称「あばれんぼキャンプ)」代表の中嶋さんをお招きしました。都会の子どもたちに田舎でのキャンプ活動などを提供をするNPOですが、その実現には、地元の大人の人々との信頼関係は必須。その結果が、地元の人たちとの子供の濃密な交流という「あばれんぼキャンプ」の特徴にもつながっています。 今回は、活動エリアの福島県郡山市湖南地区、山梨県大月市のケースなどを参考に、……
-
2017年5月23日更新 投稿者 CFD 【座談会】都市部における地域活性化
地域活性化というと、過疎化の進んだ田舎をイメージする方が多いのではないだろうか。そういう中、日本創生会議が「消滅可能性都市」として、東京都23区の豊島区が取り上げられ、衝撃が走った。 今回は、当会の会員であり、港北区の商業施設「トレッサ横浜」に併設された郵便局の局長として地域の活性化に取り組まれている野本美幸さんをお招きし、「都市部における地域活性化」をテーマに、今後の進むべき道、を探ってみることとした。 野本:野本 美幸さん(トレッサ横浜郵便 局長、一般社団法人Community Future Design 会員) 森:森 幸久(有限会社ハビタス 代……