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2020年10月31日更新 投稿者

自治体の庁舎ってなんだろう(「かもなまいずうむ」へのお誘い)

少し前に、急に建設費が高騰し、賛成・反対で二分されている松江市庁舎問題を「ポジティブに語ってみる」というオンラインイベントにお誘いを受けた。

最後の10分くらいだけ不謹慎にも参加して、自分の好きなことだけ言って帰るという、場所荒らしの状態でご迷惑をおかけした。
(「かもなまいずうむ」のオーナー桑谷さん、参加していたみなさん、ごめんなさい)

  • どこに移転するか
  • いくらかかるか

みたいなことが議論の中心になることが多いが、
そもそも デジタルな時代に庁舎はこれまでと同じ規模が必要なのだろうか?

  • 市民窓口もオンライン化され
  • 会議もオンライン化される(議会の議場もいらなくなるだろう)
  • そもそもオフィスも在宅勤務などが前提でよく、民間ではすでに一般的だが、フリーアドレスにして、全員分の机など置かない、ペーパーレスにすれば書庫スペースなどもいらない、床面積は大幅に減るだろう。
  • 在宅勤務を進めれば、そもそも、移動コストも減る

庁舎っていうことだと、災害の多い日本だからこそ、庁舎は防災拠点だ、という議論もある。
東日本大震災の直後に大きく取り上げられたが、BCPというなら、そもそも一箇所で良いのだろうか?。
真剣に考えれば、最低2箇所という議論になるはずだ。作ることが目的になると、こういう不思議な矛盾のある議論がまかり通る。

大切なのは、そもそも 「何のために庁舎はあるのか?」 という問いだろう

平成の大合併で、被合併地域の庁舎は支所となり、職員も大幅に減った。
コロナ禍で、新たな分散型社会、在宅含めた働き方改革(これはインクルージョン的な視点でも大事)という議論もちらほら。
どこかに素晴らしいお城のような庁舎を作ることよりも、もともとあった庁舎をうまく分散して使い、地域毎の価値を高められる分散型の庁舎システム、のようなものが「新しい」という時代になったら良いのかもしれない、と妄想する。

霞ヶ関の地方移転はどうも頓挫したように見えるが、
自治体の各部署を、地域に分散する、みたいなソリューションは、考えられないのだろうか?

かもなまいずうむ、は、桑谷さんが、地域のいろいろなことを、ゆるゆると考える場として、自由参加自由退出っぽい雰囲気も醸し出していて、一度、郵政民営化からGIGAスクールを考えてみる、っというような話をさせていただいてからのご縁。
興味深い話があるので、ぜひ、覗いてみてください。
かもなまいずうむFacebook page

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