2017年3月4日更新 投稿者 代表理事:澤 尚幸
2度目の長島町(第2回)
ミツバチ不在の副町長室へ。
「地域のミツバチ」こと、井上副町長は今日は、どこかに蜜を探しに行っているだろうか、不在。。。
今回は、さしずめ、ミツバチのいない間に、
「蜂の巣はどうなっているのかな」
というのを教えていただきにやってきた、といったところだろうか。
2か月前に訪れた長島町役場。
階段を上がって、すんなりと地方創生副町長室へ。
主人不在で少しばかり静かだが、役場にあるコワーキングスペースはやはり居心地が良い。
ここで、井上副町長室という蜂の巣の守り人とでもいうべき、長島町役場の町口さん、本田さんのお2人から、いろいろお話をお聞きすることができた。
まず最初の質問。
前回の訪問では気付かなかったのだが、役場の脇にでっかく書かれている
「長島町民の役に立つ人のいるところ」
という標語について。。。
「あれはびっくりしましたが」
という問に
「まさに書いてある通り。イベントがあっても、役所の人は、裏で陣取っている、なんていうことがよくある。でも、長島は違う。率先して、イベントの先頭に立つ。鹿児島市でやっていた物産展では、まさに先頭で販売もし、産品を毎日、長島から往復して運びましたよ」
と一言。
エグチベジフルの江口さんは「農家のために」という言葉を繰り返された。
長島町役場のお2人は、「住民のために」と言う。
どうも、この町には「利他」という言葉が似合うようだ。
そして、
「どんどん出かけろ。出かける以上は、人脈作って帰ってこい」
「国や県との人脈を作れ」
という、まるで、営業現場か、と思うほどのアグレッシブで、歴史が積み上げられてきたという。
営業の心があるから、話していて心地よい
「話に引き込まれる」
のは、このお2人が素晴らしい営業社員でもあるからだ。
このお2人も、守り人でもあるけど、しっかりとしたミツバチだったということだ。
「ミツバチがいなくても、ミツバチがちゃんといるんですね」
というのが、今回の結論。
だからこそ、長島町は短期間にここまでの成果を出し続けているのだと実感した。
他の自治体にも、すばらしいミツバチがいることを私は知っている。
でも、巣の中から出てこない、そういうミツバチも少なくない。
あるいは、ミツバチでも、いつも同じ花畑にしか行かないミツバチもいる。
「また、ぜひ来てください」
その一言と、笑顔が忘れられない。