2017年11月6日更新 投稿者 代表理事:澤 尚幸
リーディングスキルフォーラム
国立情報学研究所主催のリーディングスキルフォーラムに参加してきました。
なんとなく、日本人の理解力や読解力が落ちてきているのではないか、ということを日々感じていました。
ゆとり教育の結果か、
あるいは、
本を読まなくなったからか、
あるいは、
文章を書かなくなったからか。。。
伝わらないから、どうしても、組織の中では強い口調になりがちです。
今回のフォーラムでわかったことは、
「中学校を卒業した段階で、中学校の教科書を読解できない」
という人がたくさん存在しているということ。
例えば、数学がわからないの以前の問題として、
「問題を理解できない」
ということになっているようなのです。
しかも、それは、子供達だけの問題ではなく、大人でも少ならからず課題になっているようです。
発表の中でその片鱗が話されました。
- 4択問題で、正答率が25%くらいという評価に対して、「これは、できてるっていうことでしょうか?」と真顔で聞くマスコミ記者
- 味噌汁を作らない理由は「熱くて子供がこぼすと危ないから」と答えつつ、カップラーメンを作ってしまう母
「そうそうこの手のおかしな話が、社会でもたくさんあるな」
と感じます。
読解力と偏差値(学力)には相関があるとのこと。
偏差値の高い人が都会に出て行く。
それは、地方に読解力のない人々がどうしても残ってしまうという現実を表します。
これが、地方に起こっている課題である、という発言もありました。
そういう現実を直視して、
地方活性化には、子供だけでなく、大人も含めた
「まずは読解力の向上」
が必要なのかもしれません。