2017年8月28日更新 投稿者 代表理事:澤 尚幸
ピアニスト反田恭平から考える
反田恭平というピアニストが注目を集めている(らしい)
先日、某、大手CDショップでメインに並べられていて、ふーんと思い、Youtubeでチェックした。
実は、音楽も注目なのだろうけど、その生き方が面白いなと思った。
テレビで、その半生が紹介されていたからだ。
音楽に進むことを認めない父親。
それを乗り越えるために、必死に上を目指す本人。ピアニストは、良いピアノで練習したい。ところが、電子ピアノしかない。
でも、夜中でもピアノが弾ける、それが技術を高めることに結びついた。
基礎に「反抗」がある。
これまで、
「自治体を変えるのは「危機感」だ」
と私は思ってきた。
一方で、
「もっとポジティブに変えていくことはできないのか?」
「行き着くところまで行ってしまうまで、気づくことは本当に出来ないのか」
ということをずっと疑問に思っていた。
ふと、自治体を変えたと言われる人々を頭に浮かべてみた。
実は、
「今に対する反抗」
が大きな力になっているんじゃないか?
「何かを変えていく」
の前には、
「今のままではダメだ」
というステップがある場合もある。
そのステップの一つが「危機感」に過ぎないのではないか。
「反抗する気持ち」は「危機感を包含している」と言えるかもしれない。
「反抗する気持ち」には、「もっと良くなりたい」というのも含まれる。
だから、
「今が良いのです」
「今でも十分、この町は幸福だ」
という首長がいる町は、基本的に
「ダメ」
ということになる。
考えてみたら、当たり前の事だ。
何事にも大小はあっても、課題がある。
あるいは、課題が見つけられない、と進化はない。
そういえば、テストが終わった時に、
「出来が悪かった」
という人の方が点数が高い、という都市伝説がある。
「課題を感じられる人の方が、現状を変える力を生み、結果として成果に結び付く」
ということなのだろう。