2017年2月22日更新 投稿者 代表理事:澤 尚幸
2度目の周防大島(第4回)
信頼、人の力、起業力、そして「無添加」などの個性、そんなことが、これまでお話ししてきた、この周防大島のキーワード。
でも、最後にとても大切なのが、
「つなぐこと」
ジャムズガーデンの松嶋さんは、農家の経営も考え、ジャム用の果物をなるべく高く買いつけるようにしているという。
農家がいるからジャムができる。このギブ&ギブが、とても良い、島のチーム作りに貢献している。
これは、「ジャム自体の品質が高く、高付加価値でなければ成立しない」というモデルでもある。
大事な「つなぐ」の一つ目。
松嶋さんのUターンも面白い。
最初は、ジャムで成功するかわからないので、奥様が周防大島、自分は京都、という、二世帯居住から開始したとのこと。
「うまくいきそう」
と言ったところで、移住定住を決めたという。
人生を「つなぐ」も、大事な「つなぐ」の二つ目。
そして、もう一つ。
「この島は、何がきっかけでよくなったんですか?、松嶋さんがやってきた、大野さんの15歳の決断が実行された、いろいろファクターはあるでしょうけど。。。」
ジブンノオトの大野さんに、質問をぶつけた。
最初は部活のようでした。
松嶋さんがいて、私がいて、5人のチームが出来た。
何とかしなければいけない、と、5人が、町長に話に行ったり、役場に行ったり、人を説得したり、そういう感じですね。
チームの中でも、言いたいことはちゃんと言い合っている。そこも良いと思います。
「『チャレンジの集合体が地域力』です。」
うまくこと言うなぁ。。。
凄まじい剛腕なリーダーがいるのではなく、それぞれがそれぞれの役割を自覚し分担して、「つながっている」のが、周防大島のモデルと言えるだろうか。
(終わり)