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2016年8月18日更新 投稿者

Lee Ufan Museum

いつかは訪れたいと思っていた、アートの島、瀬戸内の直島。
李禹煥(Lee Ufan)美術館は、その中でも、特別な興味を感じる場所だった。

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シンプルな複雑系、とでも言うのだろうか。
「作家が何かを主張するのではなく、訪れる人の感じ方を刺激するための道具を用意する。その刺激のし仕方や道具に作家の個性が溢れている」
そんな思想を感じる作品が並んでいた。

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道沿い、海に向かって、並んでいるアート作品をたどりつつ、また、ベネッセハウスでの静かな時間を過ごしながら、
「地域活性化も同じなんじゃないか」
と思った。
訪れる人や住む人にとって、なんだかおせっかいなことをやる必要はないんじゃないか。
でも、
「あれ、楽しい」
とか、
「なんだか、過ごしやすい」
とか、それとなく、心地よさを感じてもらえるような環境を作る。
でも、その環境には、他に真似ができない個性がしっかりと詰まっている。

今まで、地方活性化の成功地域というのを、いろいろ見てきたけれど、
「突飛なもの」
が特にあったわけではない。
「なんとなく、心地よい」
でも
「その心地よさは、他では得られない」
という感じに、吸い寄せられている。

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暑苦しいのは、嫌われる。
そういうことなんだな。

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