地域の課題を解決するための伴奏者

一般社団法人 コミュニティ フューチャーデザイン COMMUNITY FUTURE DESIGN

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  • 2017年8月28日更新 投稿者 ピアニスト反田恭平から考える

    反田恭平というピアニストが注目を集めている(らしい) 先日、某、大手CDショップでメインに並べられていて、ふーんと思い、Youtubeでチェックした。 実は、音楽も注目なのだろうけど、その生き方が面白いなと思った。 テレビで、その半生が紹介されていたからだ。 音楽に進むことを認めない父親。 それを乗り越えるために、必死に上を目指す本人。 ピアニストは、良いピアノで練習したい。ところが、電子ピアノしかない。 でも、夜中でもピアノが弾ける、それが技術を高めることに結びついた。 基礎に「反抗」がある。 これまで、 「自治体を変えるのは「危機感」だ」 と私は思って……


  • 2017年8月8日更新 投稿者 GRITを読み返してみた

    アンジェラ・ダックワースのGRIT(やり抜く力)を読み返してみた。 この話、自治体を「人」と考えると、 「成功する自治体になるための処方箋」 のようにも見えてきた。 才能は達成に直結するのではない。その人に合ったスピードで取り組めば実現できる。 偉大な人とふつうの人の圧倒的な違いは「動機の持続性」 取り組む時間の「質」が大事。具体的には、意図的な練習を繰り返すことが必要(楽な練習を繰り返しても意味がない) 興味のあることを掘り起こし、真剣に取り組み、人(=地域の人々)の役に立つという目的に至る 興味を持続するには、外部からのサポートが必要成長……


  • 2017年8月7日更新 投稿者 栄養ドリンクが買えなくなる。。。

    「仕事で大切なことは何ですか?」 と聞かれると、おおよそ 「スピードとタイミングですね」 と答えることにしている。 (他にも、大切な要素はたくさんあるのだが。。。) 地方創生、あるいは、地方活性化。 数年前から関わるようになってきて、実際、今は 「ブームだな」 と思う。 いろいろな人材が投入され、交付金・補助金も潤沢。 一方で、いわゆる成功事例として取り上げられることの多い自治体にお邪魔すると、 「その事例は、ブームの前から仕込んでいた」 という場合がほぼその全てであるように思う。 人材も交付金も補助金も、 自治体を人に例えれば、 「栄養ドリンク」……


  • 2017年7月21日更新 投稿者 超高齢社会2.0

    何度かお会いさせていただき、興味深いお話をお伺いした、東京大学の檜山さんの近著。 私のフィールドの玄関口の郡山駅の書店で発見し、秋田県大館市までの7時間近い移動の間に、読ませていただいた。 将来の人口ピラミッドを上下逆転させると、高齢者が若者をフォローするように見える、という趣旨のコロンブスの卵的思考に、まず感動。 高齢者が楽しんで生きることができる社会を創りたいという著者の思いは、実は、すべての人々に取って楽しめる社会の実現でもあると読み解ける。 「働き方改革」 に対する、一つの提案ということだ。 私自身、郵政時代に「高齢者向けビジネス」の検討をしており、 ……


  • 2017年7月3日更新 投稿者 鞆の浦さくらホーム

    先日、広島県福山市鞆の浦を訪れた。 神話の世界から続く、港湾の町。 坂本龍馬が紀州藩相手に裁判をした町。 長い歴史の地層が残っている。 そして、宮崎駿監督の「崖の上のポニョ」の舞台になった町。 アニメの中に現れる「ひまわりの家」というデイケアサービスセンターのモデルとも言われている、「鞆の浦さくらホーム」を訪れた。 代表の羽田さんから直接お話をお聞きすることができた。 羽田さんは、とても柔和にお話をされるが、このホームの運営方針がずしりと突き刺さるところはさすが。 だからこそ、多くの人がここを訪れ、また、ここで仕事をしたいと全国から人が集まってくると……


  • 2017年6月26日更新 投稿者 東川スタイル(その1)

    北海道の大雪山系旭岳。 大陸らしい、のびのびとした山々と広々とした風景の大地。 ここを訪れる時、その拠点となる旭川駅や旭川空港からの通り道に、東川町はある。 初めて訪れたのは、20年以上前になるだろう。 「北海道らしい、直線道路に沿って少しばかりの町」 は、10年後には、 「なんだか、爽やかである」 という町に変化していた。 おしゃれなカフェやクラフトショップができ始めたのだ。 そして数年後、東川は「移住の町」として国内にその名前が広がっていく。 交通の拠点から近く、観光の導線の中にあるからだろう、くらいに感じていたのだが、しっかりとした地方創生への成功の道筋があっ……


  • 2017年6月22日更新 投稿者 二地域居住のススメと脳

    「地方創生は人口問題である」 だから、移住定住の促進は、多分、すべての自治体が目標を掲げている しかし、非常に実現のハードルが高い。 住むところがない 仕事がない ・・・ できない理由が並ぶ。 そもそも「地元の若者が出て行ってしまう」ようなところに人がやってくることなどありえない と私は思っている。 だから 「まずは、地元の若者が戻ってくるところにする」 ことが大事だ。 Uターンが可能かを自問自答してみた。その結果は、4月にブログに書いたのだが、ギリギリ 「二地域居住」 という落としどころだった。 私は、やはり刺激的なコミュニケーションが欲しい。……


  • 2017年6月6日更新 投稿者 二律背反しかないのか

    最近、都会と田舎を交互に訪れる機会が多くなっていた。 人口の減少をどのようにくい止めるか。 そもそも「地方創生」の議論は、消滅都市というキーワード、つまりは、人口問題にどのように対処するか、ということだったはずだ。 移住定住 それが無理なら、二地域居住 さらには、関係人口の増加 と、昨今の観光立国議論も含めて、いろいろなアイデアが出てきている。 都会で仕事をしていると、やはり疲れる。 田舎の素朴で、落ち着いた雰囲気が恋しくなる。 何より、この時期の新緑は、目にも優しい。 (恋しくなるのは、私が田舎育ちだからで、都会育ちの人は、そうではないらしい。だから、これから……


  • 2017年5月14日更新 投稿者 飯坂温泉で考える

    福島市で仕事。 翌日の予定がキャンセルになってしまったので、久しぶりに飯坂温泉に足を延ばすことにした。 前職では全国を飛び回ることが多く、山形新幹線との分岐点、広い福島県内の拠点として、 飯坂温泉に宿泊することが多かった。 交通の利便性だけ言えば、郡山市に分がありそうなのだが、 「松尾芭蕉もやってきた温泉の質」 は、ここにしかない。 福島交通飯坂線に揺られて30分弱。 夜の飯坂の町に到着。 数年ぶりだったのだが、さらに寂れてしまった感じがする。 川沿いのホテルは真っ暗で、半分近くはすでに廃業している実感。 ホテル聚楽のネオンだけが対象的にきらび……


  • 2017年5月7日更新 投稿者 地方が変わるきっかけは何か?

    海士町の山内町長のお話が、「こどもの日」に日経に掲載されていました。 行政も稼がねば、離島を再生した「よそ者」町長|出世ナビ|NIKKEI STYLE 破綻寸前の離島、今は生徒数が倍増 町ぐるみの大改革|出世ナビ|NIKKEI STYLE なるほどな、と感心しながら読んでいましたが、 町長は、海士町出身だが、両親は地元ではなく、一種Iターンで縁故もない このままでは町が危ない」という町民の「危機感」が、この町長を生んだ と書かれています。 だからこそ、 「職員が安心してチャレンジできる環境をつくるのが町長」 と、地域のしがらみ、をも改革していく気合のある町……


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